2016年06月20日

「カエルの楽園」

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↑「カエルの楽園」↑

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     ↑ツチガエル↑           ↑ウシガエル↑

今回は、「危機に立つ日本」の話を一回お休みにして、最近読んだ百田 尚樹著の「カエルの楽園」の本の感想を述べることにします。
本書は危険に満ちた世界で平和を保っていたナパージュ国が、ウシガエルの侵略を受けて滅亡していくさまをソクラテスとロベルトという「難民=第三者」の目を通して描いた物語である。
読者は「カエルを信じろ、カエルと争うな、争う力を持つな。」との「三戒」を守ろうとするツチガエルの言動を滑稽でとてつもなく、異様だと感じることだろう。
だがその言動は、現在の日本で違和感なく受け止められている護憲勢力の言動と寸分違わないのである。
本書を書くにあたり、著者はひとりでも多くの日本人に読んでもらおうと、自分の主義主張と作家としての個性を抑制し、フラットかつ平易に筆を運ぼうと努めている。
それこそが物語に普遍性を与えると考えたからだろう。『永遠の0』や『海賊と呼ばれた男』で高い評価を得た著者にとってとてつもないチャレンジだったに違いない。
文章を書く者なら実感できるだろうが、「だ」調を「ます」調に変えるだけでも大変なのだから......相当な覚悟がいったはずだ。だからこそ著者は「これは私の最高傑作だ」と言い切るのだ。
果たして、本書は中学生からお年寄りまで幅広く受け入れられ、それまで「当たり前」と考えていた日本の安全保障のあり方や日本人の思考様式に対する気付きのきっかけとなっている。おまけに護憲勢力を自任するメディアが「黙殺」という言論封殺を平然とやってのけることを白日の下にさらした。著者は6月号の「月刊Hanada」に次のように書いている。「これだけ評判が良い一方で、新聞や雑誌には書評や紹介が一切出ません(中略)もしかしたら、マスコミにとって紹介したくない本かもしれません。」
百田氏がこのように書く気持ちが私もよくわかります。今のマスコミ新聞テレビ等は「黙殺権」という権利が存在し、マスコミに都合の悪いことは一斉報道しないという協定でもしているようです。
この「カエルの楽園」は非常に読みやすい本なので、日本人全員に読んでいただき、現在の日本の状況を一人でも多くの人に理解してもらいたいと強く強く思います。

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<6月15日末明、中国軍艦1隻が鹿児島県の口永良部島周辺の領海に侵入した。>
posted by 明徳ホーム at 15:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする