2016年07月15日

「危機に立つ日本」そのB

久しぶりに危機に立つ日本の続きを書いていくこととします。
東シナ海のプラットホームの軍事転用は同海域上空に設定した中国の防空識別圏(ADIZ)を真に機能させ、自衛隊と米軍の動きを制限する結果になっています。
南シナ海で7つの島を埋め立て造成した人工島は、中国管制の空白圏だった南シナ海中央部及びフィリピンと台湾間のバシー海峡で、中国の航空管制力を強化することになる。
中国はあらゆる意味で台湾への影響力を強めており、中国の侵略を阻止する台湾の力は失われつつある。2015年7月30日、沖縄本島と宮古島間の宮古水道上空を中国人民解放軍の爆撃機など4機が2日連続で飛行した。4機は東シナ海から太平洋を出て反転し、同じルートで中国側に戻ったが、台湾海峡への中国のコントロールが強まれば、日本への影響は計り知れない。
中国が沖ノ鳥島を島だと認めないのは、射程3,000キロを誇る米軍の巡航ミサイルが、
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北京を襲う可能性への恐れだと専門家は見ているのです。米国と戦闘を想定すれば、中国は北京を起点に半径3,000キロ以内の海を確保し、米軍の接近を許さないことが戦略の基本となる。沖ノ鳥島周辺の日本のEEZを断じて許さないと主張するのは、周辺海域を逆に中国の支配下に置く意思であろう。
習主席は「中華民族の偉大な復興」を掲げるが、中国の夢の実現は米国と戦うよりも、米国の脅威を無効化することによって戦わずに達成するのが賢明な方法だと、孫子の兵法を倣って考えている可能性があるのです。
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戦わずして勝つその手法が、東シナ海、沖縄、南西諸島、沖ノ鳥島海域を含む西太平洋、南シナ海、バシー海峡、台湾海峡をまたいで勢力圏を形成し、日米両国にとって生命線であるシーレーンを握ることなのだ。
日本は石油の90%以上を同海域を通って運び、米国の戦略物資の過半も同様である。こうした全体像の中に東シナ海ガス田問題を置いて考えれば、同問題を経済的要因だけで判断することは大変危険なことなのです。
中国を駆り立てるエネルギーは、かつて中国は全てを奪われたという恨みと暗い情念に加えて、中国共産党の生き残りを担保することであろう。
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彼らは米国でも欧州でもない、中国自身の価値観に基づいた世界の形成を目指しているが、彼らの価値観を体現する中国で人々は幸せになっているだろうか。昨年のわずかひと月で人権擁護派の弁護士ら200名が拘束、逮捕された。チベット・ウィグル・モンゴルの人々は弾圧され、虐殺され続けている、空気も水も金儲け優先で汚染されている…

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posted by 明徳ホーム at 14:46| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする